塾長フォーラム⑧ 事実と考え方
久しぶりの塾長フォーラム投稿です。
事実は考え方によって価値を変える。
同じことでも、ある人にはプラスに見え、ある人にはマイナスに見える。
チャンスかピンチか、追い風か向かい風か。その判断は客観的事実だけでなく、各自の考え方によるところが大きい。
ある靴の新人セールスマンふたりが、未開の地へ靴を売りに行った。
ひとりの新人セールスマンは「ここは誰も靴を履いている人がいません。市場性はゼロです」と本社に報告を入れた。
またその一方、別の新人セールスマンは「誰も靴を履いていません。巨大な市場性があります」と本社に報告を入れた。
この話をどこで聞いたのか記憶は定かではない。ただ、ものの見方で物事が全く逆に見えることを象徴した話だと感激した印象だけが残っている。
人事評価が始まる。
新しい入試制度が始まる。
競争原理の導入。
これは避けられない事実であろう。しかし、その環境を腕試しと受け止めるか、それともそんなことで管理されたら困ると感じるのか。
その感じ方、考え方で教育者としての資質が見えるような気がするは、私だけであろうか。