自衛隊とは
自衛隊は、自衛隊法に基づき、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つために設置された部隊および機関。 事実上の軍事組織であり、国際法上は軍隊として扱われる。陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の3部隊から構成され、最高指揮官たる内閣総理大臣および隊務統括を担う防衛大臣による文民統制の下、防衛省によって管理される。By Wikipedia
自衛隊の種目
自衛隊には、航空学生、自衛隊幹部候補生、医科・歯科幹部自衛隊、技術海上幹部・技術航空幹部、技術海曹・技術空曹や高校卒業と同時に防衛大学生へ入学するなど様々な種目があります。
航空学生
航空学生とは
航空学生とは、高校卒業又は中等教育学校卒業者(見込みを含む。)、高専3年修了者(見込みを含む。)及び高校卒業と同等以上の学力があると認められる男女を対象にした、海上自衛隊・航空自衛隊のパイロット等を養成する制度です。入隊後は「航空学生」として、全員が学生宿舎で規則正しい団体生活を送りながら2年間の基礎教育を受け、続いて飛行訓練を中心としたそれぞれの段階の操縦課程に進みます。高校等を卒業して、もっとも早くパイロットになれます。
海上自衛隊・航空自衛隊
- 約2年間、航空学生として基礎教育を受けた後、それぞれの操縦課程に進みます。
- 入隊と同時に2等海士(空士)に任用され、逐次昇任し、航空学生の教育を修了する約2年後に3等海曹(空曹)に昇任します。
- 1年目:防衛学、人文・社会科学、自然科学、英語など、将来の幹部自衛官に必要な素地を修得します。
- 2年目:航空力学、電子理論、航空英語、航空生理など、飛行教育に必要な知識を修得します。
看護学生(自衛官候補看護学生)
看護学生とは
防衛医科大学校看護師養成課程(自衛官候補看護学生)は、保健師・看護師である幹部自衛官となるべき者を育成するコースです。4年間の教育を受け保健師・看護師の国家資格の取得を目指します。免許取得後は、陸・海・空各幹部候補生学校に入校し、幹部自衛官に必要な知識と技能を学びながら、幹部としての資質を養います。その後、自衛隊看護師として全国の自衛隊病院や衛生科部隊等で勤務し、実務経験を積んでいきます。高校卒業者(見込みを含む)または高専3年次修了者を対象としています。
計画的に婦長を育てていき、35歳くらいで婦長(1等陸尉)となります。また、結婚・出産・子育てをしても続けることが可能な、一生できる仕事です。
一般曹候補生
一般曹候補生とは
陸上・海上・航空自衛隊の曹となる自衛官を養成する制度です。一般曹候補生は、入隊後2年9月以降選考により3曹へ昇任します。自分の能力に合わせて、知識と技能を高めてゆくことが可能です。
一般曹候補生とは、18歳以上33歳未満の者を対象に、陸上、海上、航空各自衛隊の部隊勤務を通じて、その基幹隊員となる陸・海・空曹自衛官を養成する制度です。応募資格年齢を比較的広くとっているため、高校新卒者はもちろん、高専卒、大卒、社会人経験者まで多様な経歴を持った人材が一般曹候補生として入隊します。
自衛官候補生
自衛官候補生とは
採用後「自衛官候補生」(特別職国家公務員)に任命され、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度です。自衛官候補生として所要の教育を経て3ヶ月後に2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。
任期制自衛官とは、陸上自衛官は1年9ヶ月(一部技術系は2年9ヶ月)、海上・航空自衛官は2年9ヶ月を1任期(2任期目 以降は各2年)として勤務する隊員のことです。教育訓練を受けた後に各部隊・基地等に配属されます。約9ヶ月後、1等陸・海・空士に昇任し、さらに1年 後、陸・海・空士長に昇任します。
自衛隊合格受験夏講座(昼の部、授業風景)
自衛隊 一次試験要綱
試験日
一般曹候補生・自衛官候補生
令和元年9月20日(金)~22日(日)のうち指定する1日
航空学生
令和元年9月16日(月)
受験資格
☆一般曹候補生と自衛官候補生の受験資格は来年度より18歳以上33歳未満(予定)の者となっています。
試験の構成と問題構成
☆一般曹候補生・自衛官候補生は、統一試験です。(希望を陸・海・空から選びます)
一般曹候補生
出題科目:国語・数学・英語
国語
現代・古文の読解・要旨の把握および内容解釈・漢字の読み・書き・同音異字・作品作者の組み合わせの正誤に関する問題。
出題数15問
数学
数Ⅰ(高1レベル)の問題(教科書の章末問題レベル)、基本的な公式を使った問題ではあるが、思考力を要する問題もある。
三角比(計算・面積・正弦・余弦定理)
連立方程式(文章問題)、関数とグラフ(平方完成・平行・対称移動)
二次方程式(解と係数の関係・解の判別・解の公式)
二次関数(最大・最小) 図形(関数の範囲・三平方の定理)
出題数15問
英語
高1・2年で履修する程度の問題であり、基礎的・基本的問題。
単語・熟語・アクセント等はやや難しい問題であり、間違いやすい問題もある。
*単語の発音・アクセント *単語(同意語・反意語・単複数形・分詞・品詞)
*英文完成(前置詞穴埋め・整序) *英文法(正誤・書き換え)
*英訳・和訳(正誤・書き換え) *文章読解(内容把握)
会話文(英文補充)
出題数15問
*問題は、従来の一般曹候補学生レベルの問題に従来の曹候補士レベルの問題を数問組み込んだ内容。
作文試験
作文は『人柄を示すもの』であるから、作題に対して、感受性豊かに感想を述べて、人柄を示すものが作文である。大切なことは、作題に対して自分の考えを書くこと!
時間配分・・・30分(700字程度)
作文を書く際の注意点
- 時間配分をしっかり!
時間は30分しかないことを頭に入れておくこと、30分の間で文の構成をし作文しなければならない。余白の部分に端書(自分の書きたいこと)をすることが大切である。
- テーマに沿って
作文はそのテーマに沿って書かなければならない。自分が何を述べたいのかはっきり書く。
しかも、読み手に分かりやすいように書くことが必要!!
- 制限字数は、絶対厳守(字数は,年度によって異なる)
制限字数は概ね700字である。この字数制限を越えてはならない。また、少なすぎてもいけない。
例 700字制限の作文だった場合、最低560字は書かなければならない。つまり80%以上は書くことが必要である。
- 羅列しない
たくさんのことをあれこれ書くよりも、焦点を絞って書くことが大切である。
- 一文を短く
一文は、短く書くのが原則である。ちょうど話し言葉と同じぐらいの感じで!
- 新聞のような文体で書く
新聞など一般紙と同じような書き方をする。作文は、略語・流行語・俗語を使ってはいけません。また、「?&%」のようなマークも使用してはいけません。
過去の作題
「集団生活と規律について思うこと」 「社会の規律」 「社会人の責任」「協力することの大切さ」などです。
「理想のリーダーシップ像について思うこと」
自衛官候補生
出題科目:国語・数学・社会
一般曹候補生より容易です!
国語・・・高1レベル(ほとんどの問題が語彙・文学史)語彙は漢検準二級程度
数学・・・数と式・方程式・不等式・図形・場合の数・確率(基本レベルである)
社会・・・中学校レベルの社会を中心に高1程度のものも出題される。(政治経済・世界史・日本史・地理)
作文試験
作文試験についても前述した通りである。
また、詳しい情報は自衛官募集サイトをご覧ください。
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