塾長フォーラム⑮ 信頼される先生とは

令和4年 2022年が明けて1か月が過ぎようとしています。公務員受験、公立学校受験は待ってはくれません、追い込みの時期です。

さて、今回は「信頼される先生とは」と題して・・・

生徒から信頼される先生の条件、その1つ目は「高度な教科指導力」である。

塾に来る生徒からよく、学校の教科担任について、「A先生は授業がよく分からないから嫌い」という言葉を聞く。指導力が必要なのは塾だけの話ではなく、学校の先生にこそ当然当てはまる。教師と名の付く者にとって、この資質は名刺のようなものであろう。教師の指導力で「先生の授業はよく分かる」「先生ってすごいな」と思わせること、これが生徒を引きつける第一の資質である。

二番目は、教師本人の「人間的な魅力」である。言葉にするのは難しいのだが、簡単に言うと、経験豊かで、教科に限らず「生きること」について話し、勇気と希望を与えられる力とでも言えるだろうか。

そして、三番目は「献身」である。生徒は「この人はどれだけ自分のことを思ってくれているのか」という視点で講師を見ている。本当に「この子の成績を上げてあげよう。合格させてあげよう」と思って接していれば、仮に先に挙げた2つの資質が不足していても、必ず生徒はついてきてくれる。何を隠そう、塾においてもこれが最も生徒の信頼を勝ち取る要因なのであり、そして、それが毎年の合格実績へと繋がっていくのである。

しかし、これらの資質は、実はどれも目新しいものではない。教育に携わる人間なら、聞きなれた言葉であり、常にこうありたいと思っているはずである。

生徒の信頼を得るにあたり、営利を目的とする塾と、国民の奉仕者である学校の間に、その別はないのである。

Follow me!